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■ 六三四の剣


《剣道をやったことのないあなたも、ただひたすら突くべし!》


このソフトについては言いたいことがたくさんあるのだが、とりあえず、2人プレイが面白い。

逆に言うと、1人プレイはあまり面白くない。
(でも、無敵技があるので、簡単にクリアはできます。無敵にするためには、なぜか、
「ドラゴンクエスト」が必要です。これ、嘘じゃないです)

さて、2人プレイなのだが、漫画「六三四の剣」に出てきた名選手達が、剣道でタイマンで闘うというものである。ガチンコである。

漫画の内容を知っていると面白さが増すと思うが、知らない人でも結構面白い。まぁ、友達と集まって、わいわいやるソフトですね。
どうせ、やってるうちにすぐ喧嘩になります。そう考えると、
普通に剣道をやった方がましなのかもしれません。

さて、このソフトには1つの思い出があるのだが、僕のおばあちゃんについてである。かなり僕と仲良しっこのおばあちゃんなのであるが、もちろんファミコンなんて興味はない。

でも、僕が「一緒にやろう」と頼み込むと、にっこり笑って、応じてくれるとても優しいおばあちゃんである。

んで、よくこの「六三四の剣」も2人プレイでやっていた。もちろん、僕の楽勝である。でも、おばあちゃんは、あっさり負けてしまっても、にっこり笑って、「あれ、あれ。負けちゃった」と僕の頭を撫でてくれる。

それで僕は、何ともいえない充実感に包まれるのである。

で、そんなある日。学校から帰ってきて、さあ、おばあちゃんと「六三四の剣」でもやろうかなぁと思っていると、テレビがある部屋の方から、何やらファミコンの音が聞こえる。

あれ? 僕以外に、ファミコンをやる人間なんて、この家にはいないはずだけど?

そっとのぞいてみると、おばあちゃんがコントローラーを握っている。画面には、「六三四の剣」の画面が。なるほど、おばあちゃんったら、僕と一緒に楽しい時間を過ごすために、必死に練習してるんだな。もうちょっと、見学してみよう。

相変わらず微笑をたたえてコントローラーを握っているおばあちゃん。でも、よく聞いてると、何かが聞こえる。それは、おばあちゃんのとても小さい声だ。耳を澄ましてみると、ようやく何と言っているか聞こえてきた。

「・・・いけ!・・・・いけ!・・・」

ぼそっ、ぼそっと、そうつぶやき続けるおばあちゃん。そっと、画面に視線を移すと、そこでは、プレイヤーがいなくて動くことの出来ない「蘭子」に、何度も何度も繰り返し、

「突き」を繰り返している「東堂」がいた。

僕の全身が一瞬にして凍り付いたことは、言うまでもない。一体何が、優しいおばあちゃんに、そうさせたのか。それとも、あれはただの幻聴だったのか。今でも、優しいおばあちゃんの微笑を眺めるたびに、あの日のことを思い出してしまう。

・・・いけ!・・・いけ!・・・

おばあちゃんだからって、なめてはいけないのだ。

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