《つかみ男につかまるな!》
スッパルターーーーーーーーンX!!!
※両手をクロスして相手の顔めがけてジャンプするべし
軽くテンションをあげてみたが、別に意味はない。
このソフトは任天堂が配した横スクロールアクションゲームである。このソフトのどこが素晴らしかったかというと、その頃のソフトにしては珍しいある種の爽快感みたいなものを持っていたことではないだろうか。
雑魚キャラのメインである「つかみ男 ※注1」が、とにかくひ弱で、パンチだろうが、キックだろうが、1発喰らっただけで、ばったばったとやられてくれる。これが子供心に爽快で、一種の麻薬のようでもあり、その快感にひっそりとほくそ笑んだものである。※注2 こういうゲームは、当時、他にはなかったような気がする。
ゲームの目的は、シルビアという女性を助けだすことなのだが、彼女ったら5階建ての建物の最上階に茶目っ気たっぷりでつかまっちゃってる。
主人公は1階から単身裸同然で、乗り込んでいき、敵を殴ったり、蹴り倒したりしながら、各階の一番奥にいるボスを倒すと次の階へ・・・という極めてシンプルな流れである。
一応、5階のボスを倒すと、彼女を助けることができるのだが、この頃のソフトのお約束どおり、一度助けても、ちゃんともう一度捕まっちゃったりする。しかも5階に。んで、また主人公は1階から。この繰り返しである。
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