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■ スパルタンX(任天堂)


《つかみ男につかまるな!》


スッパルターーーーーーーーンX!!!

※両手をクロスして相手の顔めがけてジャンプするべし
 
軽くテンションをあげてみたが、別に意味はない。

このソフトは任天堂が配した横スクロールアクションゲームである。このソフトのどこが素晴らしかったかというと、その頃のソフトにしては珍しいある種の
爽快感みたいなものを持っていたことではないだろうか。

雑魚キャラのメインである
「つかみ男 ※注1」が、とにかくひ弱で、パンチだろうが、キックだろうが、1発喰らっただけで、ばったばったとやられてくれる。これが子供心に爽快で、一種の麻薬のようでもあり、その快感にひっそりとほくそ笑んだものである。※注2 こういうゲームは、当時、他にはなかったような気がする。

ゲームの目的は、シルビアという女性を助けだすことなのだが、彼女ったら5階建ての建物の最上階に茶目っ気たっぷりでつかまっちゃってる。

主人公は1階から単身裸同然で、乗り込んでいき、敵を殴ったり、蹴り倒したりしながら、各階の一番奥にいるボスを倒すと次の階へ・・・という極めてシンプルな流れである。

一応、5階のボスを倒すと、彼女を助けることができるのだが、この頃のソフトのお約束どおり、一度助けても、ちゃんともう一度捕まっちゃったりする。しかも5階に。んで、また主人公は1階から。この繰り返しである。



ただただ「つかみ男」を何人なぎ倒せるかを競うゲームなのである。

今はオークションなどで、中古の「スパルタンX」をちらほらみかける。やったことがない人は、買ってみてプレイしてみると、これが格闘ゲームのはしりなのかぁ・・・と、感慨深いかも、そうじゃないかも。

※注1 「つかみ男」って、今考えてみるとすごいネーミングだなぁ。「ねずみ男」よりひどいよ。でも、本当につかむことしかできないんだから、しょうがないか・・・

※注2 もしかすると、今、社会的に問題になっている暴力ゲーのはしりだったのかも・・・。でも、イーアルカンフは違うよなぁ。いや、今はあの伝説のソフトについては、触れないでおこう・・・安直に述べるには危険すぎる・・・。

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