| 《文字だ! おい、このゲーム文字ばっかりだぞ!》
 
 「わたしはべつにいいんだけどなあ」
 
 この一言でドキンと来た人は、しっかりした青春時代を送れた人である。分からない人は、今からでも遅くないので、このソフトをプレイして、
 
 失われた青春を取り戻するべし!
 
 さて、アドベンチャーゲームである。恐らく、ファミコンで初めて出たアドベンチャーゲームではなかろうか。
 
 初めてこのソフトに出会ったとき、僕はライデイン級の衝撃を受けた。
 
 コマンドを選んでゲームをするという概念がそれまでなかったから、何かこう、戸惑いつつも、
 
 「何か大人っぽいことしちゃってる」
 
 という妙な満足感を得ていたことを覚えている。
 
 「あたしたち、こんなことになっちゃってよかったのかな・・・」
 「いいんだよ、俺たちはいつだって自由なんだから・・・」
 
 っていうのと、大体同じ感覚である(謎)。
 
 ただ、難易度は結構高かった。特に、地下迷路には相当泣かされた。
 
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