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■ アストロロボ・ササ その1


《右なの? 左なの? もう、何がなにやら・・・》


さて、アストロロボ・ササである。知ってる人どれくらいいるかなぁ。
隠れた名作である! (批判はお受けしておりません)

それと同時に、
歯痒さ満点のソフトである。きっと、「パックランド」のコントロールを軽く凌駕してしまう歯痒さである。

まず、このタイトルである。
「アストロロボ・ササ」というわけなのだが、僕は発音する際、ずーっと、

「アスト・ロロボ・ササ」と切っていた。

だから、全くタイトルの意味が分からなかった。

「ジオン軍の新しいモビルスーツかな」と本気で思っていた。

信じられないことかもしれないが、
「アストロ・ロボ・ササ」という意味だと知ったのは、このレビューを書くに当たってである。発売から既に20年も経過している。

この事実には、
「カミーユの親がティターンズに殺された」時と同じくらいの衝撃を覚えた。

おもむろに籐椅子から立ち上がり、ゆっくりとした歩調で窓際に近づき、眼下の海を眺めながら、

「何だよ、ロロボじゃねーのかよ・・・」

と、アスキーに無言で突っ込んだのは、想像に難くない。

さて、このソフトのどこが歯痒いかというと、キャラクターの移動方法に理由がある。

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