《初代ワルモノ》
後のドンキーシリーズに続く記念すべき第一弾ソフト。
ファミコンと同時に発売され、ファミコン初期においては結構な普及率を誇っていた。
ストーリーは「悪者ドンキーコングにさらわれたレディをマリオが助けにいく」というもの。
ここで強調すべき点は、マリオが助けに行くのは「レディ」であり「ピーチ姫」ではないということ。
ここは必ず試験に出るので、ちゃんとノートに取っておくこと!
ピンク基調の服を好むなど、この二人の女性には似ている部分が見受けられる。
この点からマリオはこういうちょっと気の強そうな女王様タイプが好みであることが窺える。
※ ちなみに、キノピオとマリオの関係について触れるのは現在ではタブー視されている。理由も聞かないほうが良い。
今回のマリオに基本的に武器はない。基本動作は「早歩き」と「ジャンプ」だ。
しかも、この頃はまだ肉体改造前らしく、スーパーマリオ時のジャンプ力などゆめゆめ彼に期待してはいけない。
スペランカーにちょっと毛の生えたくらいのジャンプ力だ。
ちなみに、ファイアーボールも打てないし、しっぽも生えていない。カエルになんてなれるはずもない。
ルイージはまだ出てこない。
「実は流れてくる樽の中に入っているんじゃないだろうか」とある筋では噂されているが、
今となっては真相は分からない。というか、知るメリットもない。
クリアすると「マリオ」が「レディ」を助け出して一見ハッピーエンディングに見えるのだが、
このことが引き金になり、次はあろうことか「マリオがドンキーコングを牢屋に閉じ込める」など、
ゴッドファーザー級の泥沼の悲劇へと発展していく。
この血みどろの歴史は、まず、「ドンキーコングJr 鬼のマリオ」へと受け継がれ、
うっかり「ドンキーコング3 主人公は誰だ」を跳び抜かし、「マリオカート」へと引継ぎを成す。
ちなみに「マリオカート」などでは一見仲直りしたかに見えた「ドンキーコング」と「マリオ」だったが、
【「マリオ」のすぐ真後ろを「ドンキーコング」に走らせると、
存在しないはずのアイテム「樽」が出現し、マリオに投げつけることが出来るらしい】という噂や、
【初代スーパーマリオに出てくる「クッパ」は実は「ドンキーコング」が着ぐるみを着ているものらしい】という都市伝説等が、
今でも囁かれていることから、どうやら今でも因縁の炎は消えていないものと思われる。
簡潔に言うと、とっても良いファミコンソフトです。
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