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■ 高橋名人の冒険島 その2


《連打は爪が割れてからが勝負》


さて、前置きはおいておいて(もはや、何が前置きなのか不明)高橋名人である。

一言でまとめると16連打である。
その当時を知らない人に一応説明しよう。

「いわゆる16連打(連射ともいう)とは、
1秒間にボタンを16回連打するという荒行である

まぁ、どのくらいのものか実感が分らない人は、試しに自分でやってみると、その偉大さが分る。

もちろん、ボタンをこすってはいけないし、定規などの道具を使ってもいけない。利き腕の人差し指か中指でズドドドと連打するのである。やってみるとわかるが、はっきり言って無理である。
(当時、シュウォッチという連打測定器が発売されたのだが、結構売れていたようである。僕自身、何度16連打に挑戦して、爪を割ったか分らない。そのたびに、父親からビンタされていた)

その頃、これを実現できる唯一のナイスガイが、ハドソン所属の
「高橋名人」と言われていた。(実際は、他にもたくさんいたようであるが、僕の周りの子供たちはそう信じて疑わなかった)

僕たち子供は、まさに神の様に「名人」をあがめていものである。
(でも、「高橋名人の冒険島」には、連打はいらないってところがまたミソである。第一、1秒間に16回もカウントしてくれるゲームってあるのかなぁ?)


しかし、そんなある日、子供たちの間に
衝撃的な噂が走った。

「高橋名人の16連打、嘘らしいよ・・・」

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