《ひたすらはじく!》
「さよならはわか〜れ〜の〜こと〜ば〜じゃなくて〜 ふたたびあうひま〜で〜の〜とおいやくそ〜く〜♪」
って、ばかーーーー! 二度と会えないじゃねえかーーーー!
はぁ、はぁ、怒りのボルテージは最高潮である。「信じた俺が馬鹿だった」って感じである。
「ボールはともだち」っていう言葉を真に受けて、買ってもらったばかりのサッカーボールに「ともだち」ってサインペンで書いちゃったS君のあの背中を思い出しちゃったよ。
ふぅ。ちょっと、息を整えよう。近頃、オーバーヒート気味だぞ、俺!
さて、ピンボールである。名前のとおり、ピンボールのファミコン版である。まぁ、話すことは特別ないのだが、これは、
「母親をファミコン中毒に巻き込もうプロジェクト」
に一役買った重要なソフトである。
以前にも書いたが、うちの母親は、大の機械オンチである。
「女は機械オンチの方が可愛いのよ。うふっ」
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