ホーム


■ スーパーマリオブラザーズ その3


《思い出のマリオ大会》


いくら人数が多いからって2分で何をしろって言うのだろう・・・

しかも、得点勝負です。この頃の僕は得点よりも先の面に行くことに全力を注いでいたので、どうやったら効率的に得点を稼げるのかすごく悩みました。

だけど、馬鹿なのでいつも通りにやる事にした。きっと、コインをたくさんとればいいはず!!!

ゲーム開始直前に僕の名前がマイクで呼び出されます。もう、アドレナリンでまくりクリスティです!

何だかゲーム大会でマイクで名前を呼ばれるなんて、今考えると恥ずかしいような気がするのですが、その時の僕は意気揚々と
「はい!」と返事しました。何だか自分がすごくかっこよく見えました・・・

もう、心臓はドキドキで、「いきなりクリボーにぶつかったらどうしよう」とか、「あそこの土管には絶対入らないとな」とか色んな事を考えていました。

僕が対戦する5人は4人が小学生みたいな人達で、1人はどう見ても
「大人」でした・・・

「カバ」にすごく似ていました。

みんな僕と同じように真剣な顔をしていました。もう睨み合いです。僕も負けるもんかと、睨み返したりしました。ついでに遠くで見守っていた母親に親指を立ててみたりしました。うーん、俺って演出家なんて思いました。

だけど、一番怖かったのは、「カバ」がゲーム開始直前にはちまきを巻いたことです。幼い僕は「これがおとななんだぁ」と、恐怖を感じました。

「カバ」は子供の僕に向って、他の小学生とはとても比べ物にならないくらいの
ガンをつけてきました

最悪な奴と一緒になってしまった・・・

1 2 3 4 5 次のページホーム

Copyright (C)2006 無料 ゲームレビュー All Rights Reserved.