《厳しい現実・・・》
もしかして、密かに、エンディングを見ようと期待していたのだろうか。
ゲームが始まるとわざと掃除機をかけるくせに。
そして、バグる(;´д`)
(ちなみに僕の母親は、僕がファミコンをやっていたことを隠そうとして、
テレビと本体の電源を抜いて素知らぬ顔をしていても、
ACアダプタが持つ熱量で、プレイした事実をいたことを看破してしまう
ツワモノでありマスラオである)
次の日、学校に行くと、クラスはもうぜーんぶドラクエの話題。
僕は何度も唇をかみ締めた。どうして、僕が。
どうして僕だけがこんな惨めな思いを・・・。
「この虫けらどもに!!!(失言)」
何だか自分が永久にマホトーンされた魔法使いみたいに惨めな一日だった。
だけど、僕みたいに発売日に買えなかった友達も周りにたくさんいて、
その人達と、「絶対俺達の方が早くクリアしてやろうな」と、
互いの手を固く握り締め、何だかちょっとした友情が芽生えたりもした。
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