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■ ドラゴンクエスト3 その3

《厳しい現実・・・》

もしかして、密かに、エンディングを見ようと期待していたのだろうか。
ゲームが始まるとわざと掃除機をかけるくせに。

そして、バグる(;´д`)

(ちなみに僕の母親は、僕がファミコンをやっていたことを隠そうとして、
テレビと本体の電源を抜いて素知らぬ顔をしていても、

ACアダプタが持つ熱量
で、プレイした事実をいたことを看破してしまう
ツワモノでありマスラオである)

次の日、学校に行くと、クラスはもう
ぜーんぶドラクエの話題。

僕は何度も唇をかみ締めた。どうして、僕が。
どうして僕だけがこんな惨めな思いを・・・。

「この虫けらどもに!!!(失言)」

何だか自分が永久にマホトーンされた魔法使いみたいに惨めな一日だった。

だけど、僕みたいに発売日に買えなかった友達も周りにたくさんいて、
その人達と、
「絶対俺達の方が早くクリアしてやろうな」と、
互いの手を固く握り締め、何だかちょっとした友情が芽生えたりもした。


数日後、とても不思議なこと起こった。
その日、学校から帰った僕は、母親の言いつけ通り、クリアしていないドラクエ1と2を
しょうがなくやっていたのですが(涙目)、ピンポーンと押されたマイホームドアベル。

ドアを開けると、まあまあ仲の良いK君が立っている。

しかもその手には、あの、あの、あの・・・

ドラクエ3が!!!

(ちなみにK君の家は僕の家からかなり遠く、その距離を彼は歩いてきた。
 自転車を持っているくせに何という不思議少年!)

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