《商人ＢＯＹ》

さらに、一つの戦闘が終わるたびに、にこっと変なスマイルをくれて

「武器の店にようこそ」

とか言って、拾ってきた棒などを、陳列し始める始末。

「じゃぁ、これください」と、しょうがなく僕が言うと、
「５５ゴールドになります」ってまた懲りずに営業スマイル。
「ごめんなさい。ゴールド持ってないんです」と、僕がいやいや付き合ってやると

「さようなら、旅の人。お気をつけて」

じゃあ、何のために拾ってたんだYO！！！

と、一応突っ込んでやることにする。

だけど、そのままその場を去るのも可哀相なので
「拾ってばっかじゃなくって、戦闘やろうぜ」と言うと、

「僕、商人だから戦闘なんてしない」
って、にっこり平和主義的微笑を浮かべる彼。

そうだよね、商人だもんね。商人は武器とか防具とかを販売するのが仕事だもんね・・・・・
はぁ、一応、突っ込むよ。突っ込んじゃうよ。

商人もゲームじゃ闘ってるんだよ( #` ¬´#)

はじめの方は付き合っていたみんなも、次第に飽きてきてだんだん無視されはじめる商人。
そんな中でも、もくもくと武器の手入れをしている商人。
（拾ってきた棒を紙やすりで砥ぐ。危険度大幅アップ。）

そんなこんなでドラクエごっこは一週間くらいで終わりました。
こんな風にドラクエ３は僕達の生活の中に色濃く組み込まれていきました。
それほど影響力のあったソフトだといえるでしょう。
他にも色々あるのですが今回はこの辺にしときます。ありがとうございました。
（商人、今ごろ何やってんだろうなぁ・・・）