《妄想特急はとまらない》
会場を見渡すと、どうやら女の子は7人も来ているようだ・・・って、7人もだと!!! これは・・・Sさん以外にも猛アピールせねば!!!! (そればっかし・・・)
さて、さて、男は何人来てるんだ? えっ、2人?
何と、男は僕以外にK君1人しか来ていなかったのである!!!
この事実のどこが興奮なのかというと、男が2人しか呼ばれていないということは、
僕とK君のどちらかのことを、Sさんは好きなんじゃないかってとこ!!! はい、ここ興奮! メモっといて!!!
いやいや、ちょっと冷静になろう。でも、多分そうだよ。どっちかのことが好きなんだよ。でないと、わざわざ2人だけ男呼ばないよ。誕生日会なんて女の子だけでするよ、普通・・・真相は一体・・・
とかなんとか、一人で悩んでいるうちにジュースで乾杯とか、ケーキの取り分けとか始まっちゃって、あれよあれよと楽しい時間は過ぎちゃって、
はい、ゲーム大会の時間!
(今、考えるとあんなに女の子に囲まれながら時間を過ごしたのって、あれが最初で最後なんじゃないか? ホント切ないよ・・・このときの空気って、何か実写版ときメモみたいで良かったなぁ。女の子7人もいたし、みんな可愛かったし・・・って、もう二度とあんなことないだろうなぁ。二度とね・・・)
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