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■ ファミリースタジアム その3


《対戦、そして殺意!》


このソフトの真の狙い、それはすべて
「対戦プレイ」に集約されているのです!

このソフトは、あまり知られていないですが、ナムコが国家予算の1%を補助金として受けて作成した「友達がいない子どもをなくそうプロジェクト」の根幹をなすソフトだったのであります(嘘です)

でも、実際の話、このソフトを買ったが最後、友達がいなくてもどうしても友達を作らざるをえなくなってしまう。なぜなら、ちょっと慣れてくると、コンピューター対戦がちっとも面白くなくなってしまうからです。

簡単に言うと、パターンを覚えてしまえば、コンピューター戦なんて楽勝なのです。
それなら、どうするか。やはり、対戦プレイしかないのです。

この、対戦プレイが・・・
超燃えるのです!!!

とりあえず、僕の周りで起きた
「ファミスタ対戦伝説」をまことに簡単ではございますが、紹介させていただきます。

1, 対戦がエキサイトしすぎて喧嘩(これは、まぁ、普通)

2, クロスプレイでアウトになり、逆上して、ファミコン本体を庭にスローイング

3, ホームランを打たれ、リセットボタンを強打時に人差し指を骨折

4, 骨折しても続行

5, 試合に負けそうになり、本物のサッカーボールを本体にシュート

6, その子の親に呼ばれて往復びんた

7, お菓子に出されたポップコーンが破裂

とまぁ、他にも数え上げればきりがないのですが、ファミスタはものすごい数の伝説を僕の心に残してくれました。

それでは、最後にある日のエピソードを紹介して終わります。

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