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■ 消えた冒険の書 その4


《第2の事件・・・》


次の朝、Y君の家の郵便受けに、消えたはずのドラクエ3が入っていたというのだ。
一瞬、それですべてが円満に片づくのかと思われた。

しかし、事件は終わらなかった・・・

肝心の「冒険の書」が消されていたのである!!!

しかも、その代わりに新しい冒険の書まで作られていたのだという。

その勇者の名前は

「あほろ」

好奇心旺盛な子ども達が、この話題に食いつかないわけがなかった。
みんなは、また犯人捜しを始めた。

でも、僕は、そのみんなの輪には入らずに、冷静に一人で分析をすすめていた。
そして、僕は3人だった犯人の輪を、2人に絞ることが出来ていた。

なぜか?

僕が考える容疑者3人のうち、1人はY君の弟の友達の中にいたのだが、僕はその可能性を消したのだ。


僕はあの日の放課後のことを思い出していた。D君の言葉だ。

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